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稼げるならやってみたい・・・
ってか、かなり久しぶりにブログを更新(笑)

まだ残ってました。
すごいね。

少しコレ↓に興味津々。
たったの2ヶ月で
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2014.10.02 Thu l ひとり言 l コメント (0) トラックバック (0) l top
一年後・・・。

「タカがいなくなると寂しくなるな。まさか本気だったとはな・・・。」
「言ったじゃないですか!本気だって(笑)」
「言ってたけど。でも、ホントに良いのか?せっかく店長まで慣れたのに。」
「何言ってるんですか、石川さんらしくないっすよ。」

「ばか、オレは現実主義者だっての。」
「ははは、確かにそうっすね。」
「借金はもう全部返し終わったのか?」
「おかげさまで、全部返済して、今は貯金もありますよ。」

「そっか。頑張ったな。」
「みんなのおかげですよ。僕、イエスで働いてホント良かったです。
 人生で大切なことをたくさん学ぶことが出来たと思います。」
「お前なら、うちじゃなくても大丈夫だったよ。」
「石川さんは、水戸に行くんですか?」

「いろいろ考えたけど、水戸の立ち上げに成功すれば、いよいよ支社長も夢じゃなくなるからな。」
「ってことは、勝算ありってことですね?」
「そんなとこだな。タカも一緒に連れて行きたかったけどな。」
「石川さんなら、僕がいなくても大丈夫ですよ。」
「当たり前だろ!イジメる奴がいないから連れて行こうと思っただけだ。」

「ははは。でも、石川店長、ホントいろいろありがとうございました。
 向こうに行ってもメールしますね。」
「おう。金髪ギャルの写真も一緒に送ってくれ。」
「それが目的じゃないですからね。」
「そっか。楽しんでこいよ!」
「はい、ありがとうございます。行ってきます。」


僕は約二年働いたイエスグループを辞めた。


それから一週間後、僕は千歳空港に居た。

チェックインカウンターで搭乗手続きを済ませ、搭乗口へ向かった。
これまでずっと心に描いていた夢が叶う喜び、自分を大きく成長させてくれた北海道の地を離れる寂しさ
そして他人と比較した時に自分の選択は正しかったのかという不安とが入り混じった複雑な心境だった。

そんな僕を勇気づけてくれたのは
いつも彼らだった。


「正太郎!正太郎!」


どこからか、僕の名前を呼んでいる声が聞こえてきた。
僕は辺りをキョロキョロと見渡した。
周りに居た人間も同じようにしていた。

10メートルほど後ろにいる3人の男が、手を振りながら小走りで近づいてきた。

「良かったべ!間に合った。」
「幸洋、お前が遅れたせいだぞ!」
「うっせーよ、勘治。お前がコンビニで早く選ばねーからだろ!」

「おおぉー。お前ら、何でいんの?」
僕は喜びを隠さなかった。

「決まってるべ、正太郎。お前の見送りだよ」
「ま、言いだしっぺは誰か言わなくてもわかるだろ。
 シゲと幸洋は近くだからイイけど、オレはわざわざ旭川から出てきたんだからな!」

「お前、こっちで用事があるって、おとついから札幌にいるだろ!」
「幸洋、何でお前はそういうことをバラすかな・・・。」


「シゲ、勘治、幸洋・・・マジでありがとうな。」


「シゲ」
何やら幸洋が合図を出すようなそんな素振りを見せた。
シゲはその合図に気づき、カバンから何やらゴソゴソと取り出した。

「正太郎、これ。」
そう言って紙袋を差し出した。

「邪魔になるかなって思ったけど・・・、向こうに行って使ってくれ。」

「僕は紙袋の中を覗いた。」
中には、新品のアディダスのジャージが入っていた。

「みんなからの餞別だ。あとこれも」
そうやって勘治は封筒を差し出した。

そこには
『体育研究室一同より』という文字が記されていた。

「女の子はみんな用事あって、行けなくてゴメンね、ってさ。」
「ホント、ありがとうな!マジで嬉しいべ。お前らと出逢えて良かったわ。」
「水臭いこと言うなよ、仲間だべ。」
「ああ、最高の仲間だ!」


新千歳空港発バンクーバー行きの飛行機に乗り込み
僕は人生で最も大切なことを学んだ大好きな北海道をあとにした。


僕の旅は始まったばかりだった。



あとがき

実は、このストーリーはモデルがいます。
名前こそ違いますが、何を隠そう僕自身の物語です。

正直、こんなことを世間に知らせるなんて恥ずかしいし、情けないと思いました。
でも、世の中にはきっと自分と同じように、失敗して何もかもおしまいと感じている人がいると思います。

この物語がそんな人達に
「正太郎に比べたら、自分の人生ってまだまだ大丈夫だな」って
一歩を踏み出す勇気を与えることが出来るかもしれないと思い書く事にしました。

この本はほぼノンフィクションです。
ただし、読者にとって読みやすくするために、起こった出来事の順番を変えたり、多少脚色している部分もあります。
それでも、実際に起こった出来事を書いているので、ぜひ読みながら自分ならどうするかということを考えて欲しいです。

そして「自分ならこうする」と考えた時に
『なぜ自分はその行動をとろうとするのか?』というところに着目して下さい。

人の行動には必ず理由があります。

心理学の一つに認知行動療法というのがありますが
『人は起こった出来事に対して感情を引き起こすのではなく
 その出来事に対してどう考えたかで感情が出てくる』というものです。

物語の中で、正太郎が成長していく様子を描いていますが
まさしくそれは『起こった出来事に対して、受け取り方を変えた』からこそ、成長することが出来たのです。

人は誰でも『成長したい』という欲求を持っています。
本来、『好奇心の塊』として人間は生まれてきます。

それが、成長していく過程で
良くも悪くも他者の影響を受けながら自分自身を作っていくのです。

当然、間違った影響を与えられれば間違った方向に進みますし
良い影響を与えられれば良い方向に進みます。
その結果が、今のあなたなのです。

でも、勘違いしないで下さいね。
選択権は常にあなたにあったはずです。

どこかで変えようとすればいつでも変えることができたはずです。
それをしなかったのはあなた自身です。

今日、この本を読んだあなたは、そのことに気づきました。
過去があるからこそ今がありますが、その過去を変えることはできません。
未来のことは誰もわかりません。
今はあなた次第です。

未来からすると、『今』は過去にあたります。
今を変えることは、未来を変えることにつながるのです。
「そんなことはわかってる。でも・・・。」と思っているあなた。
まずは、過去に起こった嫌な思い出を受け入れてみて下さい。
その嫌な過去に、そのおかげで今があると感謝してみて下さい。

それを繰り返していくことで
自分に起こる全ての出来事は自分の成長につながると思えるようになりますよ。

読んで頂いた皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。

この物語を天国にいるだろう大切な友人の恵美に捧げます。

これまで応援して頂きありがとうございます。

感謝
2013.05.25 Sat l 高校教師の僕がホームレスでホストで風俗店員だったわけ l コメント (0) トラックバック (0) l top
武内副店長の件以来、僕は何か悶々としたものを感じていた。
借金は着々と減っているし、仕事にも満足はしている。
副店長への昇格も見えている。

それでも、何か物足りなさを感じていた。

学習塾を始めた理由は、『成功したかったから』だ。
今、イエスグループで確実にその成功の階段を上っている。
しかし、心は満たされていなかった。

そんな時に、フラっと立ち寄った本屋で一冊の本に出会った。
星野道夫さんの写真集だった。
その表紙にはこんな言葉が書かれていた。


『さまざまな人生の岐路に立った時、人の言葉ではなく
 いつか見た風景に励まされたりすることがきっとある』


本を手に取り、開くと、そこには見たことも無い大自然の景色があった。
その瞬間、僕は心を揺さぶられ、ハッキリと自分の気持ちを思い出した。


『海外に行きたい』


人の欲望は果てしない、と言うより、きっと満たされる事はないんだと思う。
満たしても満たしても、また新しい欲が生まれてくる。

それは、まるで穴のあいたコップに欲望という水を注ぎ混んでいるかのように。
それでも、満足を感じている人は当然いる。

違いはいったい何なのか?
僕はやっとその答えに気づいた。


『人は満足を求めようとするから、もっと満足したいと思い、満足だと思えば満足する。
 誰かが、何かが、自分の心を満たしてくれるのでは無い。
 自分で自分の心を満たすかどうかなのだ。』


4疊半の風呂無しで共同トイレの部屋に住み、車はもちろん、テレビすらない。
それどころか数百万の借金さえある。
普通なら、世の中の他人の生活と比較して、こんな「不幸な自分」に哀れみを感じるだろう。

しかし、僕はその生活に十分満足していた。
安心して寝る所があり、ご飯を食べる事ができる。
そして、仕事があり、何よりも素晴らしい友達や家族がいる。

人は生まれて、生きて、死ぬ。
ただそれだけだ。
自分を幸せにする方法は、自分が一番知っている。
本気で叶えたい夢に向かって、僕も一歩を踏み出した・・・。

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2013.05.25 Sat l 高校教師の僕がホームレスでホストで風俗店員だったわけ l コメント (0) トラックバック (0) l top
昇進したのは僕だけではなかった。

石川さんも主任から副店長になった。
副店長以上になると完全に店舗運営を任される。

それはこれまで以上に石川カラーが店に反映されるということだった。

石川さんのやり方は常にシンプルだった。
『行動して検証する』たったそれだけ。

単純な方法だが、店は確実に売上を伸ばしていった。

2ヶ月目には、初めてその月のグループ売上一位を達成し
その翌月には、イエスグループ札幌の月間売上記録を更新した。
その後、順位を2ヶ月連続で4位まで落ちたが、それでも売上は前月比で10%アップを続けていた。

イエスグループに入って半年、僕は最短記録で主任になり、全てが順調に進んでいた。

しかしそんな時にこそ問題はやってくる。

『武内副店長がキャストとできてる』という噂話が一気に流れた。
武内副店長と言うのは、うちの店と同じフロアにある店の副店長だ。

石川さんとほとんど同期ということもあって、仕事が終わったあとよく石川さんと食事に行っていたのだが
僕のことも一緒に連れて行ってくれ、かわいがってくれた。

もしイエスの理想の上司アンケートなんてものを実施したら、間違いなくベスト3には入る人間だった。
そんな武内副店長がキャストと出来てるなんて、僕には全く信じられなかった。

が、その予想は見事に外れてしまった。

「あのバカ、本気でキャストに惚れたんだとよ。
 せっかくこれまで必死で築いてきたものが全てパーだよ。馬鹿な奴だよな・・・。」
石川さんは淋しそうだった。

この業界では絶対にやってはいけない御法度がいくつかある。

その一つがキャストに手を出すことだった。
どんなにお互いが本気だったとしても、それは絶対に許されない。

店にとって、キャストはあくまでも『商品』だ。
その商品に手を出すことは、「クビ」を意味していた。
副店長までなった人だから、それは覚悟の上だった。
私物をまとめ、店を出て行く時に言った武内副店長の言葉は僕の頭から離れなかった。

「周りの人間は騙す事が出来ても、自分を騙す事だけは出来ないよな。
 オレは幸せな家庭を持つのが夢だったんだよ。
 彼女とならそれが出来るかもしれない。
 だから一歩を踏み出したんだよ。」

そう言ってエレベーターに乗った。

「タカ、頑張れよ!お前は良いモン持ってるよ。」
「ありがとうございます。お疲れ様でした。」

僕はエレベーターが閉まっても、しばらく頭を下げていた。

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2013.05.23 Thu l 高校教師の僕がホームレスでホストで風俗店員だったわけ l コメント (0) トラックバック (0) l top
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