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昇進したのは僕だけではなかった。

石川さんも主任から副店長になった。
副店長以上になると完全に店舗運営を任される。

それはこれまで以上に石川カラーが店に反映されるということだった。

石川さんのやり方は常にシンプルだった。
『行動して検証する』たったそれだけ。

単純な方法だが、店は確実に売上を伸ばしていった。

2ヶ月目には、初めてその月のグループ売上一位を達成し
その翌月には、イエスグループ札幌の月間売上記録を更新した。
その後、順位を2ヶ月連続で4位まで落ちたが、それでも売上は前月比で10%アップを続けていた。

イエスグループに入って半年、僕は最短記録で主任になり、全てが順調に進んでいた。

しかしそんな時にこそ問題はやってくる。

『武内副店長がキャストとできてる』という噂話が一気に流れた。
武内副店長と言うのは、うちの店と同じフロアにある店の副店長だ。

石川さんとほとんど同期ということもあって、仕事が終わったあとよく石川さんと食事に行っていたのだが
僕のことも一緒に連れて行ってくれ、かわいがってくれた。

もしイエスの理想の上司アンケートなんてものを実施したら、間違いなくベスト3には入る人間だった。
そんな武内副店長がキャストと出来てるなんて、僕には全く信じられなかった。

が、その予想は見事に外れてしまった。

「あのバカ、本気でキャストに惚れたんだとよ。
 せっかくこれまで必死で築いてきたものが全てパーだよ。馬鹿な奴だよな・・・。」
石川さんは淋しそうだった。

この業界では絶対にやってはいけない御法度がいくつかある。

その一つがキャストに手を出すことだった。
どんなにお互いが本気だったとしても、それは絶対に許されない。

店にとって、キャストはあくまでも『商品』だ。
その商品に手を出すことは、「クビ」を意味していた。
副店長までなった人だから、それは覚悟の上だった。
私物をまとめ、店を出て行く時に言った武内副店長の言葉は僕の頭から離れなかった。

「周りの人間は騙す事が出来ても、自分を騙す事だけは出来ないよな。
 オレは幸せな家庭を持つのが夢だったんだよ。
 彼女とならそれが出来るかもしれない。
 だから一歩を踏み出したんだよ。」

そう言ってエレベーターに乗った。

「タカ、頑張れよ!お前は良いモン持ってるよ。」
「ありがとうございます。お疲れ様でした。」

僕はエレベーターが閉まっても、しばらく頭を下げていた。

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2013.05.23 Thu l 高校教師の僕がホームレスでホストで風俗店員だったわけ l コメント (0) トラックバック (0) l top

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