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イエスで働きだして約1カ月。
すっかり生活にも慣れてきた。

その間、札幌の簡易裁判所に通い、全ての消費者金融と特定調停をして
何とか借金の返済についてお互いに合意することができた。

調停員二人と一緒になって、消費者金融の担当者と返済プランについて話し合う。
やる前までは、うまくいくか不安だったが、実際やってみて終わってみれば何のことはなかった。

担当者が言っていたのは
「一番困るのは法的手続きを取らずにいること。」

そうなると、会社としても処理できなくなるそうだ。
ポイントは『毎月決まった収入があるかどうか。』

それさえクリアできれば特定調停はほとんどうまくいくらしい。
これから約36カ月、毎月合計十二万円の支払いをする。

「一度でも返済が滞った時には給料の差し押さえと一括返済を請求する」

という内容でお互いに契約書にサインし、僕の長い借金返済計画が始まった。
それでも、借金をどうするかということでこれ以上頭を悩ませる必要が無くなったことに対して僕はホッとしていた。

そして、今日はイエスで初めての給料日で、初めての借金の返済日でもある。
昼休みに急いで北洋銀行に向かい、銀行口座を確認した。

画面には残高の二十ニ万円が表示されていた。
そのまま、消費者金融5社と自動車ローンの計6社に二万円ずつ振り込みした。

最近は振り込みカードというものがあって、それを作れば次回からいちいち入力作業をしなくてもイイらしい。
6社に振り込むとなると、けっこうな時間がかかかるのだが
そのカードのおかげで振り込み時間を短縮することが出来、貴重な休憩時間をあまり減らさずにすんだ。

「タカ、ちょっと来い。」
銀行から帰ると僕は石川さんに呼ばれた。

「来月に新しい店をオープンする話は知ってるよな?」
「はい、知ってます。マットの店ですよね?」

「そう。それで、この店をオレが任されることになったんだけど
 さすがに一人で店回すのは無理だから一人だけ連れて行っても良いってことになったんだよ。
 で、店長といろいろ話したんだけど、お前を連れて行こうと思ってんだけど、行くか?」

「マジっすか?ってか、イイんですかオレで?
 まだ一カ月ですし、真野さんとか、菊池さんとかのほうが確実に戦力になると思うんですけど?」

「当たり前だろ!即戦力を考えてんならお前なんか連れて行かねーよ。
 ただ、オレと真野が抜けたらここが大変になるだろ。
 そう考えたらお前か菊池かどっちかしか連れていけねーんだわ。」

確かに石川さんの言うとおりだ。
この店から石川さんと真野さんの二人が抜けたらかなり厳しいだろう。

真野さんはイエスに入ってもう少しで1年になるぐらいだが、頼れる兄貴と言う感じの存在だ。
何でも昔は、違う世界にいたらしいが、親分が捕まってしまい堅気になったそうだ。

確かにマオカラースーツにセカンドバッグを持ってやって来る姿を見たら
ソッチの人間だと一発でわかる。

そんな見た目からは想像できないぐらい、温和で優しい口調だ。
ただ一度だけ、菊池さんと揉めているのを見た時は、やっぱりホンモノだと実感した。

その菊池さんはと言うと、入ってもう少しで1年になる。
真野さんよりも1カ月早いらしい。

一度ご飯をごちそうしてもらった時に、真野より早く入ってて良かったと
洩らしたことがあるので真野さんの事を恐れているんだろう。

正直、僕は菊池さんのことが大嫌いだった。

店長や石川さんが居る時は、仕事をしているフリをして点数稼ぎをするのだが二人がいない時は何もしない。
それどころか、人がやった仕事をあたかも自分がやったかのようにふるまうのだ。

例えば、二人で荷物を運ぶ仕事をした時に、店長や石川さんの見ていない場所では僕に持たせて
店が近付くと自分が持って、あたかもずっと自分がやっていたかのようにふるまう。
それが一度や二度ではなく、常にそういうことだけを考えて仕事をしている人間だ。
そんなこともあって、僕は菊池さんとは出来れば一緒に働きたくないと思っていた。
そんな時に新店の話が来たので僕は二つ返事でオーケーした。

「ハッキリ言って菊池はダメだ。あいつは口だけだからな。
 そう考えたら、タカしかいねーんだよ。」

さすがは石川さんだ。
やっぱり菊池さんの本性を見抜いていたんだ。
この人について行けば間違いないだろう。
そう思った僕はむしろ自分からお願いした。

「とりあえず、オレはお前を連れていくことは決めた。
 でもお前も覚悟を決めてくれ。
 他の店からも一人まわしてもらえるかもしれないけど、どうなるかはまだわからない。
 最悪の場合、二人で朝から晩までやらなきゃいけないかもしれん。」
「はい。よろしくおねがいします。」

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2013.05.17 Fri l 高校教師の僕がホームレスでホストで風俗店員だったわけ l コメント (0) トラックバック (0) l top
ススキノの外れにあるジンギスカン専門店。
たいてい観光客が多い店には地元の人間は行きたがらないのだが、この店はは違った。

まだ時間は18時30分で夕食前だと言うのにすでに行列が出来ていた。
20分ほど店の外で待ち、ようやく中に入れた。

「ビール2つとジンギスカンお持ちしました。」
テーブルの上は一気に賑やかになった。
「おーし、タカいっぱい食えよ!」
「はい。頂きます!」

北海道に来るまでは、ジンギスカンなんて食べた事も無かった。
独特の臭みが苦手という人も多いが、僕はすっかりジンギスカンの虜になっていた。

「うめぇー。石川さん、ここマジでウマいっすね!」
「当たり前だろ。オレの行きつけの店だぞ!どんどん食えよ。」

「石川さんは、イエスに入って長いんですか?」
「もう少しで3年になるかな。」
「それまで、何やってたんですか?」
「引越し屋で荷物配ってたわ。給料はメチャメチャ良かったけど、体壊してしまってよ。」

「何で風俗で働こうと思ったんですか?」
「お前と一緒だよ。タカ、お前、簡単に上に上がれると思ってるだろ?」
「えっ、いやっ・・・」

図星だった。

「良いよ隠さなくたって。そこそこ勉強してた人間ってのは、やっぱり学歴で考えるんだよ。
 この業界で働いているヤツなんて、大したことないって思ってたろ。」
「いやぁ、まぁ、何て言うか。でも、そこまでは・・・」
「オレもそう思ってたからな!」

「石川さんもですか?」
「ああ、いちおオレこう見えても大学行ってたからな。卒業はしなかったけど。」
「どこに行ってたんですか?」
「気になるか?大学なんてどこでも同じだろ。学歴が気になる人間は必ずそれ聞くんだよ!」

確かに石川の言うとおり「学歴なんて関係ない」なんて言葉を何度言ったかわからないが
相手を判断する時に僕が使っていた基準はいつも学歴だった。

「北大だよ。」
「北大っすか?ってかあの北大のことですよね?マジっすか?」
「イイ年してそんなウソつくかよ(笑)」
「スゲぇー。何で辞めたんですか?」

「大学4年の時に留年して卒業できなかったんだよ。
 で、5年目突入した時に、授業料を全部競馬で使ってしまってよ。
 確か1年分の授業料で50万ぐらいだったかな。
 しかも50万の一点買い!あん時はさすがに血の気が引いたな。」
石川はまるで自慢話をするかのように嬉しそうに話した。

「それからどうしたんですか?」
「何とかして金を工面しようと思ったけど、当然、そんな大金を学生に作れる訳ないよな。
 で、支払いの締め切り前日に親父に話したら、めちゃくちゃボロクソに言われてよ。
 オレも若かったから、『じゃ辞めてやるよ』って啖呵切って大学辞めちまった。」

「えぇ、もったいない。土下座でも何でもすれば良かったじゃないですか?」
「今ならそうするかもな。
 でもあの時は自分のちっぽけなプライドを守るために言えなかったわ。
 ってか、お前だったら言うか?」

自分の事になると冷静に考えられなくなるのが人間というものだ。
僕だって、やってるのは似たようなことだ。そう考えると僕は返す言葉が無かった。


「でも、先のことなんてどうなるかわかんねーからな。
 ちゃんと大学卒業して良い会社に就職した奴らが、バブルが弾けてリストラにあって。
 仕事なんてこだわらなければいくらでもあるのに、自分のプライドを捨てることができないんだよ・・・。」
「タカ!お前はそんな奴になるなよ。」
「はい。頑張ります。ありがとうございます。」

その日以来、僕は勝手に石川さんのことを、自分の師匠にしていた。


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2013.05.16 Thu l 高校教師の僕がホームレスでホストで風俗店員だったわけ l コメント (0) トラックバック (0) l top
「えっ?」僕は自分の耳を疑った。

「綺麗にしたんでしょ?それじゃ、便器の中に手を突っ込むのなんて何でもないでしょ。」
「はぃ・・・、えっと、綺麗にはしましたけど・・・、手ですか・・・」

「綺麗にしたなら手突っ込めるだろ?」
石川は本気だった。
僕は何も言えず、立ち尽くしたままだった。

「手を入れることが出来ないってことは、まだ汚いって思ってるってことだろ?
 本気で綺麗にしたら、手突っ込むことぐらい何とも思わないんだよ・・・」
石川はそう言いながら自分で掃除をやり始めた。
正太郎は、全身全霊でトイレ掃除をしている石川の姿に圧倒されていた。

「おし、綺麗になった!」
石川はそう言うと、ブラシを左手に持ち替えて、便器の中に右手を突っ込んだ。
この瞬間、僕の中にあった甘い考えは消えた。
それと同時に、僕は何か熱い物を感じていた。

風俗の仕事と言ってもいろいろある。

僕の働いている店はキャストと呼ばれる女性が
男性客に対して性的なサービスを行う店で本番行為はしない。

お客が来ると店内にある個室に案内し
シャワールームで体を洗ってあげて、ベッドルームでサービスを行う。

僕らの主な仕事は、シャワールーム、ベッドルームや店全体の掃除
客を部屋まで案内、サービス終了後の客の見送りだった。

風俗で働く女性は僕みたいなワケありばかり思っていたが
あれはテレビの世界の話だとわかった。

そんな女性はむしろ少数派で、多くは稼ぎがイイからと働いている女性だった。
風俗で働くことの敷居がこんなに低いとは思ってもみなかった。

売れているキャストだと一日6~8人ぐらいのお客さんを相手しなければならず決して楽な仕事ではない。
それどころか、完全な肉体労働でかなりハードな仕事だ。

人気のあるキャストは一日4~6万ぐらい稼ぐので月収は100万近くになるが
人気が無ければ日当1万5千円がイイとこだった。


長い一日が終わった。
「タカ、一緒にメシ食いに行くか。奢ってやるからよ!」
「マジっすか?ありがとうございます。お供させていただきます。」

「店長、タカ連れてメシ食いに行くんで、今日はもうあがります。」
「オッケー。タカ、遠慮しないで剛にたらふく食わせてもらえよ!」
「はい、店長。お先に失礼します。」

「タカ、何食いたい?」
「そうですね、久しぶりに肉を食いたいですね。」
「肉か・・・、おっし。とっておきの店に連れて行ってやる。」

二人は石川の行きつけの店『だるま』に向かった。

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2013.05.15 Wed l 高校教師の僕がホームレスでホストで風俗店員だったわけ l コメント (0) トラックバック (0) l top
「南5西9。たぶんこの辺だとおもうんだけどな。近くにセブンイレブンもあるし・・・」
正太郎は何かを探しながらウロウロしていた。

「南5西9・・・あった!ここか。」
そこにあったのは一軒の家だった。
周りはビルに囲まれ、目の前に来たらやっと家だとわかるような建物。
木造建築の二階建てで外観から見る限り築年数はかなり古そうだ。
門には扉はなく、張り紙が貼られていた。


『貸し部屋あり 家賃月壱万円』


「これかぁ、ジンさんが言っていたのは。」
事情を説明する為にラフに行った時
「ススキノまで歩いて3分、光熱費込みで家賃一万円の破格の家がある」とジンが教えてくれた。

「昔はススキノで成功しようというハングリー精神旺盛な若いヤツがそこから這い上がっていったんだよ。
 今じゃ、そんなとこには住めませんなんて甘っちょろいヤツばっかりだけどな。」
あの日のジンは珍しく饒舌だった。
自分の若かったころを正太郎に見たのかもしれない。
それは、ジンなりの正太郎へのエールだった。

「家があるだけで幸せ。」
僕は心底そう思っていた。

ホームレスになった正太郎にとって『家がある』それだけで十分だった。

この家には70代の老夫婦が二人で住んでいた。
ニ階にも三部屋ほどあるらしいがそこはすでに人が住んでいた為
貸しているのは一階の4畳半の窓付きの部屋。

5日分ほどの洋服しか荷物がない僕にとってそれでも十分な広さだ。
ただ、窓付きではあったが、形だけの窓で隣にはビルが建っており窓の機能を全く果たしていなかった。

トイレと洗面所は共同で風呂は無し。
近くに銭湯があり、そこを使うと良いと教えてくれた。


「石川さん、おはようございます。今日からよろしくおねがいします。」
4畳半の新居から店までは歩いて10分もかからなかった。

「おぉ、タカ。おはよう。それじゃ、一日の流れを説明するわ。」
これまでの僕の人生の中で『タカ』というあだ名で呼ばれたことは一度も無く何となく新鮮な感じがした。

石川さんの名前は石川剛。

年は33歳でバツイチの独身。
子どもは分かれた奥さんが引き取っていて、月に一度だけ会っている。
イエスグループで働きだして3年目で、前職は黒い猫でお馴染みの引っ越し業者で働いていたらしいが腰を痛めて辞めたらしい。
現在は主任の役職に付いていて、この店では細田店長の次に偉い。

偉いはずなのに、全然偉ぶることが無く、優しい口調が印象的だ。

「タカ、朝来たら一番最初にすることは、トイレ掃除。
 トイレ掃除はこれとこれを使ってやって。
 特に、この便座の裏の溝の部分とかにゴミが溜まるから気をつけて。
 終わったらチェックするから呼んで!」
そうやって差し出されたのが、トイレ用洗剤、トイレクイックル、便器用のブラシ、そして歯ブラシだった。

僕は正直「トイレ掃除ぐらい楽勝だろ。」と完全に舐めていた。
便器をピカピカに磨き、便座の裏や、接続部分など、見える部分は完璧だと思えるぐらい綺麗に掃除をした。

「石川さん、トイレ掃除終わりました。チェックお願いします。」
「おっ、早いねぇ!良いよ、一生懸命仕事する奴。
 見てないとすぐサボろうとするヤツがいるからな。」
石川は意味深な事を言いながら、トイレをチェックし始めた。
僕は褒められることを想像していたのだが、次の瞬間、想定外のセリフが僕の耳に入ってきた。


「それじゃ、手突っ込んでみて。」

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2013.05.14 Tue l 高校教師の僕がホームレスでホストで風俗店員だったわけ l コメント (0) トラックバック (0) l top

ビルから出ると辺りはすでに真っ暗だった。

僕はそのままラフレシアに向かった。
事故を起こした日にジンには事情があってしばらく休むと連絡を入れていた。
正直、ホストの仕事は楽しかった。
一攫千金を目指して、一気に借金返済ということも考えた。
でも、今は確実に返済したい。
これ以上リスクを冒してまでチャレンジする勇気はなかった。
きっと借金が無ければホストを続けていただろう。
僕はそんなことを考えながら、店に向かった。

「ジンさん、こんばんは。」
「おう!もう大丈夫なのか?」

「はい。いろいろすいませんでした。あと、実は話があるんですけど・・・。」
「どうした?」

僕は、なぜホストになったのか、これから借金を返す為に固定収入が必要なことを全て話した。
ジンはしばらく考えていた。
険しい表情をしていたが、どこかその表情は優しかった。

「先生、この業界では自己都合で辞める時、普通は給料は払われないんだよ。
 で、自己都合じゃない時は、クビってことだから払われない。
 どっちに転んでも辞める時は給料は払わない。
 だから、みんな辞める時は飛ぶんだよ。
 普通はな・・・。
 でも、全額とはいかないけど半分は払ってやる。
 ただ、給料は翌月払いだから、来月末に店に取りに来い。良いな。」

給料の事は初日にヒトシからも聞いていた。

『飛ぶ時は、給料もらった翌日。』

これがこの業界の常識らしい。
『飛ぶ』と言うのは無断で辞めることらしいが、僕はそれだけはしたくなかった。
確かに、今は喉から手が出るほどお金が必要だ。
しかし、だからと言って、ここで自分の信念を曲げてしまえば、きっとこの先も同じことをやるだろう。
迷ったあげく、僕は正直に全てを打ち明ける事にした。

ジンも僕の気持ちを汲み取ってくれたのだろう。
その気持ちが本当に嬉しかった。
一ヶ月後に給料を取りに店に行くと「頑張れよ」と一言だけジンは言って給料を渡した。

教員生活最後の日、生徒がメッセージを書いた色紙をプレゼントしてくれた。
2年間という短い間だったが、数々の想い出があった。
お世辞にも素晴らしい教師とは言えないかもしれない。
でも、色紙のメッセージが僕のやったことは間違っていなかったのかもしれないという気持ちにさせてくれた。
「正太郎の授業はチョ―適当で楽しかった。ホントに先生かよって感じ。
 うちらの気持ちをわかってくれてメッチャ嬉しかった。
 正太郎は、保健体育の先生っていうよりも、人生の先生って感じかな。サンキュ!」

大人はよく
「今時の若いもんは・・・」って言葉を使う。

しかし、それはいつの時代も同じだ。
古代ローマの時代にさえ、そんなセリフを言っていたそうだ。

きっと大人になると若者の気持ちを忘れてしまうのだろう。
僕みたいな教師ばかりでは学校が成り立たないかもしれない。
でも、遊び心を失った教師が多い今の世の中
きっと一人ぐらい僕みたいな先生がいたほうが、生徒たちにとって良いと思う。

「またいつか先生をやりたい」

僕の心の奥底にそんな気持ちがほんの少しだけ芽生えていた、その日、僕は無職でホームレスになった。


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2013.05.13 Mon l 高校教師の僕がホームレスでホストで風俗店員だったわけ l コメント (0) トラックバック (0) l top
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